受付は6/20(月)まで
あなたには、潰させたくない会社ってありますか?
畳ませたくないんだよ!と、実は本心では思っている会社ってありますか?
私にはあります。それは、私の会社です。
もっと具体的にいうと、私の父や祖父、母や祖母が必死に切り盛りしてきた会社。そして、妻の父や祖父、母や祖母が決死の覚悟で守ってきた会社。この2つです。
おかげさまで今、両社の3代目経営者をさせてもらっていますが、実は私のコンサルティングって、『親の会社を畳ませたくないけど、どうすればいいかわからない』と悩む、いわゆる後継者候補クライアントがめちゃくちゃ多いのです。
もちろんクライアントの立ち位置も様々。
すでに会社に中に入って、常務取締だったり役職についてチームマネージャーをしてる人もいますし、会社には入ってないけどいつでも入れるように、同業種で腕を磨いているという人もいます。また、完全に違う仕事をしている人もいれば、親の事業とは別の事業を立ち上げて、そっちで飯を食っているという人もいます。
ですがみんな、『親の会社を畳ませたくない。だけど、どうすればいいかわからない』という悩みを、共通して持っているんですね。
畳ませたくない!と思う理由も様々です。
小さい頃から親のがんばってる姿を見てるから、そろそろ楽をさせてあげたい!と思う人もいれば、繁栄と衰退の両端を間近で見て、もう一度繁栄を取り戻したい!そして、それが続く会社に育成したいと思ってる人もいます。
他にも、長者三代・三代続けば末代まで続くということわざがあるように、オレが3代目として会社の基盤を決定づけたい!未来に残していきたい!と、熱い気持ちを持って私のコンサルティングを受ける人もいます。
本当に、畳ませたくない理由も様々なんですが、これにも共通して言えることがあります。
「親の意思、仲間の意思を、オレで消す真似なんか絶対にしたくない!」というものです。
私もそうなので本当によくわかるのですが、後継者って半分意地が混ざってるんです。
「儲からない会社は潰したほうがいい」なんて考えもありますし、ドライに見るのであれば、そのほうが合理的な場合ももちろんあります。ですが、事業承継や先代・後継というのはそう簡単に割り切れないんです。
しかも、後継者の立場にある人というのは、本当に後継するかどうかは別にしても「会社を任せたぞ」と一度や二度は言われるものです。そうじゃなくても「こっちに戻って働け」と言われたりするものです。
なので、先代や親の本音を聞くこともよくありますし、熱くとても人間らしい気持ちを持っている人であれば「くそ!腹たつこともあるけど、ここまで言われたらもう引き下がれねぇよ」と、親や先代社長の気持ちを汲み取る道を無視することができなくなるのです。
ですが…
そうなんです。
あれだけ継ぐだの後継者だのという話をチラつかせておきながら、実際に踏み込んだ話をしようとしたら、あまり真剣に取り合ってくれなかったりするのも事実です。
もちろんこちらは、真剣に向き合ってくれない理由は皆目見当つきません。
あれだけ承継の話をしていたのに…思わせぶりに跡取りの話をチラチラしていたのに…なんでこっちから話を振ったら後回しにされるんだ?
前向きな話をしたいのに、なんで真剣に受け止めてくれないんだ?
まだオレから持ちかけるには早すぎたのか?
このように後継者の中には、本当に会社を承継させるのかわからないにもかかわらず、たった一人で準備だけは進めているという人も、決して少なくないのです。
社長に聞いても何処か濁される。
親に聞いても今はその時じゃないとちょっと距離を置かれる。
でも、時間だけは刻々と流れていく。
「本当に承継するのか!?それともしないのか!?オレはどんな人生プランを想定すればいいんだ!?継ぐ・継がないで人生大きく変わるんだぞ!!」そんなもどかしさの中に身を置いている後継者候補は、実は非常に多いのです。
そして意を決して、腹を割って話をしてみるのですが、ついに返ってくるのはこんな言葉たちです。
あれだけ承継の話をしてきたのに…
あれだけ「跡取りはお前だ」みたいなことを匂わされてきたのに…
意を決して腹を割って聞いた答えは、残酷な時の流れでスッカリ心を喪失させてしまった、気弱の発言ばかり。
「もっと周りを見てみろよ!苦しいながらも後継者を育てて事業を継いでる会社もたくさんあるぞ!」と、真剣に話をしても、この業界は違うんだとかわざわざ苦しい道を歩む必要はないなどと、返ってくるのは憔悴し切った言葉ばかり…
たまに前向きな話になることもあるけど、次の日になったらまた話は二転三転。
親の気持ちもわかる。社長の気持ちもわかる。どこも苦しいという状況もわかる。
どうしたらいいかわからない気持ちもわかる。いま会社が晒されている危機というのもよくわかる。業界の未来がこの先どうなるかもよくわかる。
けど、だからと言って「はいそうですか」と引き下がるのも、それはそれで納得いかない!
これが、私のコンサルティングを受けている後継者候補が抱えている課題です。
事業承継というのは、継ぐ側に苦悩があるように、継がせる側にも絶対に苦悩があるもの。
完全なる金詰まり、資金ショート、不渡り、重度な犯罪行為を犯してしまったのなら、もうこれは事業を畳むしか道はありません。むしろ、潰してしまったほうが楽になるとも言えるでしょう。
ですが、彼らは健全に経営をしてきています。
雄気堂々と、お天道様に顔向けできる生き方をしてきています。
本音で言えば、どの親も社長も、後継してもらえるのであれば、喜んでそのように話を進めたいと思っています。ですが、これまで経験した苦しい思いだったり、これから先で待っている業界の末路などを想像してみると、どうしても「継いでほしい」と強く言えないのも現状です。
継いでほしい気持ちはあるが、それを押し付けるのはただのエゴなんじゃないのか…継ぎたいと言ってくれるのはありがたいけど、業界が晒されてる業況を考えると、苦しい思いや不幸になる道がどうしてもちらついてしまう…
世の中には、もっと将来性のある仕事がたくさんあるのに、こんなのをわざわざ継ぐ必要はないのではないか…
でも、会社を継いでほしいのも本心なんだ…継がせる側も、こんな葛藤を心に秘めています。
もちろん私たち後継者は、そんなの覚悟の上です。継いだ瞬間バラ色の人生が待ってるとは1mmも思っていませんし、苦しい思いが続いたり、十字架を背負う可能性があることも覚悟しています。
ですが、社長には社長の。後継者には後継者の悩みや葛藤というのがあるものです。
でも、ぶっちゃけ教えてください。
「もういい、オレに任せとけ!」これが言えたら、めちゃくちゃ楽だと思いませんか?
お互いがお互いの心境を察して、お互いがお互いの未来を案じて、ついどうしても踏み込んだ話ができない。無責任な発言になってしまうから、前向きな発言や思い切った約束ができない。
そんな中で、「承継しても大丈夫!オレを信じろ!」と堂々と言えるのなら、、、どれだけ気持ちが楽になるでしょうか?
そうなんですよ。承継で最も大きな壁となるのは、先代や親の納得なんです。
どれだけ後継者にやる気があっても、どれだけ後継者の頭の中にいいアイデアや解決策があったとしても、肝心の先代や親が納得してなかったり、決意することができなければ、もうそこまでなんです。
もちろん、無理矢理にでも承継することはできるでしょう。ですが、そんなことをしてしまったら、両者の関係は悪化するだけです。それだと、何のために承継したのか全く意味がわからなくなってしまいます。
親や先代社長のがんばりを消したくないから…後世に残していきたいから承継するのに…そもそもとして、仲違いして関係を拗らせてしまったら、それこそ我々は存在意義がなくなってしまいます。
だから、やっていきましょう!
会社も、社長の苦しみも、私たち後継者の人生も、全てまるっと解決する方法を見つけていきましょう!
事業承継が拒まれる5つの要因ってご存知ですか?
1、適した後継者の不在
2、後継者の育成不足
3、ワンマン経営による意思決定の弱さ
4、承継時の経営状態や先行きの不安
5、相談者の不在
この5つなんですが、正直なところ1〜4は既にあなたも私も理解しているし、対処法がそれなりに見えていると思うんです。
そして普通であれば、1〜4の対処法が見えていれば承継はすんなりいくものなんですが、それでも問題が起こってしまうんです。
なんでなのか?というと、それこそが5つ目の要因である”相談者の不在”です。
しかも、ただの相談相手ではダメ意味がありません。承継というのは、非常にデリケートで特殊で複雑な問題です。なので、話をわかってくれる人に相談をしないと、相談をしても全く意味がないのが現実なんです。
相談者の不在が、承継問題の要因になる理由はとてもシンプルです。
そもそもとして承継という経験が得られるのは、人生で1度あるかないかくらいだからです。つまり、ほとんどの人は承継問題にぶち当たったときは、右も左もわからない状態だからです。
そりゃ、話もこじれるわってもんですよね。
なので、相談にのります。
あなたは承継において、どんなことを躊躇していますか?やりたいことや伝えたいことがあるのに、どんな壁が目の前に立ち塞がっているのでしょうか?承継をして、どんな未来を歩んでいきたいのでしょうか?
それらを全て、私に話してください。そして、一緒に全てをクリアにする解決策を見つけていきましょう!
いいですか?ここからが重要です。
承継の話が難しいのは、全て感情がぶつかり合ってしまうから。
そして、後継者が自分の感情と自信の折り合いがつかないからです。
人というのは、感情の生き物です。つまり、理性と感情が脳内で戦うと、必ず感情が勝ってしまうのです。これは、人間の本能にプログラムされたことなので、よほど訓練していない限り抗うことはできません。
そして、承継というのは、その人間の感情部分を避けて通ることができない内容です。
なぜなら承継というのは、お互いの想いであるだとか、価値観、思想、信念、相手に対する思いやり、未来に対する悲観や希望、過去の懺悔や栄光の精算などが、複雑に絡み合ってくるからです。
これらは全て、人間の感情部分の話です。しかも、お互いに距離が近い状態だと、良くも悪くも言葉に遠慮がなくなってきます。
非常に感情的な話にもかかわらず、お互いに遠慮が少々なくなっている状態で進めなければならない。そりゃ、いくら冷静を保とうと思っても、つい熱が入ってしまうのも仕方ありません。その真逆で、あまりにも感情的かつデリケートな話なので、お互いになかなか踏み込んだ話を切り出せないのも仕方ありません。
一人でいる時は冷静に考えることができても、いざ話すとなるとどうしても言い合いになってしまう。そのつもりじゃなかったのに、なぜかいつも頭に血がのぼってしまう…
だから、仲介役としても、承継問題には相談者が欠かせないのです。
私だってそうです。
私の場合は、事業を承継する前に自分でコンサルティング事業を立ち上げました。なぜなら、事業を継ぐにしても当時の私は製鉄所で働くただのサラリーマンでした。なので、「継ぐ!」といくら出しゃばったところで説得力もクソもなかったからです。
なので、まずは自分で事業を立ち上げて、そこで成果を収める。その成果を材料に承継の話をしようと考えたのです。
幸いにも私のコンサルティング事業は、初年度で2400万円を売り上げることができました。この事業を始めるためにつけたコンサルタントの方も「売上という事実があるから、これでもう承継の話もすんなりいくのは間違いないですよね」と言っていました。
ですが、蓋を開けてみると「うまくいったからって、こっちの事業もうまくいくと思うな」とか「勝って兜の緒を締めるを忘れるな」などと、全く話を聞いてくれませんでした。もちろん、妻側の事業も同じような反応でした。
そのことをコンサルタントに相談しても「え〜、そんなことがあるんですか。難しいですね」と完全にお手上げ状態。「お金を作れば誰だって認めてくれますよ」みたいな、半ば力技みたいに見えるやり方が本当に効くんです!と言っていたのに、承継問題だけはお金で全く解決することはできませんでした。
だってそうですよね。いくら私が立ち上げた事業でうまくいったとしても、親の事業には少ないながらもスタッフがいるわけです。
親(社長)を含め、彼らも納得しなければ、承継というのはうまくいくことはありません。そして、他人の納得はお金じゃ絶対に得られません。
なので私は、スタッフ1人1人ととことん対話をさせてもらう道を歩みました。もちろん、快く引き受けてくれたひともいましたし、「なんで急に出てきたあんたと話をしないといけないの?」と口にはしないけど顔にガッツリ現れてる人とも話をさせてもらいました。
叩かれ、叱咤され、突き放され、時には励まされ…これほど人と濃密に関わった時間は他にはないと言い切れるくらい、半ば食い気味にも話をさせてもらいました。
もちろん、親にも「なにコソコソやってんだ」とか「そんなんやってもワシの気は変わらんど」と言われ続けました。ですが、どんなことを言われても話をやめず、少しずつ理解者を増やしていきました。
そしてついには、そんな私の姿を見て親の心を動かすことができました。
いや、心を動かしたというよりは、どちらかというと何を言っても何をやっても全くへこたれない、行動をやめない私の姿を見て、降参してしまったという方が近いかもしれません。
ですが、そのような私の諦めない心・不屈の精神を見ることで決心がついたと、後から教えてもらいました。
もちろんこれは、私の状況だからうまくいった事例です。
私の場合は、親がお金よりも精神力を重視するタイプでしたので、泥臭い作業をずっと続ける姿を見せることが、結果的に最も効果的だったに過ぎません。
ですが、私のクライアントさんたちの状況を見させてもらうと、必ずしもそのような泥臭い作戦が効果的であるとは言い切れません。
何が引っ掛かって承継に踏みとどまっているのか。どんな未来を危惧して話を進めないのか。会社や親、自分の未来を作るために、どんな施策をとるのが一番いいのか。
これらは、その会社の歴史だったり歩んできた道のり、社長と後継者の関係性の質や深さだったり、スタッフの有無や関わり方、現在の業務状況によって大きく変わってきます。
承継問題の答えは、絶対に1つではないのです。
そして、理屈や合理性だけで解決できるものでもないのです。
だから私と一緒に、解決策を見つけていきましょう!
どのように承継をしたかによって、会社の未来は大きく変わってきます。先代や親の未来や結末も変わってきますし、何よりあなたの人生そのものも変わってきます。
にも関わらず、今なにをするべきなのか方向が定まらない…決心がつかない…アイデアがあっても本当に思惑通りに進むか自信がない………これって、結構しんどいと思うんですよね。
私も、事業承継に悩んだ口です。
後継者として決心はしてたけど、親(先代社長)との折り合いがつかずに、もどかしい日々を過ごし続けた口です。それに、このような経験から今では過去の私と似た境遇にいる後継者さんたちにコンサルティングをさせてもらっている身です。
なので、その辺の承継コンサルタントよりかは、理屈や理論・机上の空論ではなく、人間の感情に寄り添った泥臭い視点で見ることができると思います。
承継問題とか人間関係問題って、そのような感情面の精査の方が大事なんじゃないでしょうか。私は、そのような理念のもと、承継コンサルティングを行なっています。
もちろん、承継の相談先で言えば、他にもたくさんのところがやっています。
代表的なもので言えば、税理士さんをつけているのであれば税理士さんと相談することもできますし、取引先の金融機関であったり、中小企業庁から委託された支援センターのような公的機関なんかもあります。
商工会議所もありますし、会計士や弁護士といった士業、承継コンサルタントやM&Aコンサルティング会社、M&A仲介業者なんかもあります。
他にも、特に今はSDGsなんかも目立ってますので、その波に乗っかって、いろんな新参者が「承継問題ならおまかせあれ〜」と言っていたりいます。
でも、これは私だけなんでしょうか…
確かにこれらの人たちが悪いとは言わないし、中には本当に優秀な方もいるのですが、多くの承継サポーターってなんか上部しか見てない感じがあるんですよね。
なんでかって言うと…
そうなんですよ。
彼らは承継の理屈や理論、戦術や戦略のプロではある(かもしれない)のですが、実際に承継を行なって、その荒波に揉まれまくった人って全くいないんですよね。
どこか他人事のように、現場からは一歩引いた安全な場所から意見を言ってきたりするのです。
もちろん、大企業のような幹部から幹部への承継だったり、企業から企業への承継(M&Aなど)であれば、そう言う人たちからドライかつ論理的な意見をもらった方が賢明でしょう。こういう承継でしたら、数字だけで合理性を判断して、利点が一致したらあとは形式としてみんなの前で握手して声明文を出せばいいです。
ですが、私たちが直面している”承継の質”って、そういうのじゃないですよね?
小さな会社らしく、より人間臭い部分が入り乱れ、意地と意地がぶつかり合い、価値観や見ている未来の違いから腹を割って真っ向勝負をし続けなければならない。そんな事業承継の形だと思うんです。
そういった、人間らしい感情のぶつかり合いだとか、誇りをかけた話し合い、葛藤の中でのもがき・苦しみというのは、実際に承継した人。
つまり、同じ苦労や苦悩を味わった人に意見を求めたり仲裁をしてもらった方が、はるかに有意義なのです。
そのため、今回の承継会議の中では、会社の内部事情だったり、社長や社員さんたちとの関係性、あなた自身の人生や価値観、思考などの奥深い部分まで探ることになると思います。
こんなの公の場で口にすることなんて絶対にできない!というものまで、話を聞くことになると思います。(実際に私のコンサルティングでは「〇〇さんに殺意を持ってます」というレベルの話を聞くこともあります)
このように、人間らしい強い感情面の影響で承継に支障が出ている方は、ぜひ参加ください。
絶対に話は、あなたが武装した対コンサルタント用のカッコ付けトークでは終わりません。オレは頑張ってるんだぜトークでは終わりません。その殻をはぎ、核をモロだしにして、さらにそれをザクザクとえぐりあげる。そんな恥も外聞もないセッションになると思います。
もし、それでも構わないというのなら…もっというと、それくらいしてもらわないと承継の問題は解決できないと理解されているのであれば…これは、あなたにピッタリのものとなります。
そして、必ず有意義な時間を過ごすことができ、はっきりとした解決策も得ることができるでしょう。
今後の戦略も策定することができるでしょうし、今思い浮かんでいるアイデアが正しいのかどうかも判断つくようになると思います。
一方で、今回の承継会議ではできないことや、やらないこともあります。時間的な制約や専門性の乖離によるものなのですが、、、
・事業承継計画書の作成
・M&Aに関する相談
・M&A売却価値の試算
・株式、財産の分配
・会社法、生前贈与など法律面での相談
これらのような、専門性の高いものや長期の時間を要するもの、専門資格が必要なものに関しては今回は行いません。このような話になってくると、私も専門の先生を交えてコンサルティングを行なっています。
今回は、あくまで私(田邉)だけで対応します。なので、相談内容の情報提供として持ってくるのは構わないのですが、少々形式ばったものは今回は対象外とさせていただきます。
むしろ、上記のものが必要であれば、それこそ士業の方や公的機関の相談窓口を活用された方が賢明かと思います。あらかじめご了承ください。
もちろん、大丈夫です。
事業も承継も生き物です。なので、承継したらしたでいろんな予想外の問題も発生しまくっていると思います。
私も承継したはいいものの、それゆえの問題もいくらか経験しています。例えば、関係会社や外注先に社長として見られなかった時期があるだとかです。
他にも、私自身の経験だったりコンサルタントとしての経験もありますので、それをもとに解決策や突破口の策定ができればと思っています。
はい、大丈夫です。ご参加ください。
そもそも承継というのは、先代か後継者のどちらかが承継を意識しない限り生まれない話です。
なので、先代は全く承継する気がないけど実は密かに承継したいと思っている後継者候補がいるというのは、よくあることです。むしろ、承継あるある話と言ってもいいでしょう。
この辺も、いろんな角度での相談事例がありますので、話を聞かせてください。
はい、構いません。
この場合、おそらく後継者の候補を見つけていきたいパターンと、後継者候補はいるけどどう教育するべきか判断に悩んでいるパターンがあると思います。
どちらにせよ、唯一解はありませんので、話をしながら一緒に突破口を見つけていけたらと思います。
後継者候補や社長や会社にとって承継は、そんな簡単な話ではありません。
事業承継計画書を作ったからと言って、それで全て円満解決するか?と言われると絶対そんなことはありませんし、話し合いの時間を設けて、ちゃんと会話を重ねるとうまくいくのか?と言われても、答えは必ずともYESとはなりません。
なぜなら、承継というのは本当に多くの人の思惑だったり感情が入り乱れるからです。
デリケートな話なので私のクライアントの事例は決して話しません。ですが私の事例で言えば、妻側の会社の承継の話が出てきた時に、なぜかうちの親が出てきて「輝恭(私の名前)はうちの会社の社長だ。そちらの会社を継ぐ必要は全くないだろ。そちらにもご兄弟がおられるでしょうに」と、ほとんど無関係にも関わらないのに話を二転三転させられることがありました。
そして、そんな親同士のしがらみも調整して、やっと妻側の事業が前に進めそうになった時、今度はなぜか妻の母親の実姉が話に割り込んできました。
というのも、妻側の事業の創業者は妻側の祖父なのですが、その祖父の最後の世話をして看取ったのも、そして会社自体を切り盛りしたのも、全て妻のお母さんとお父さんでした。つまり、お母さんの実姉は何もやってなく、ただ親の財産を吸い取る人生を歩んでいたのです。
ですが、いざ承継の話が本格的になってくると「私が姉で本家なのだから会社も私が継ぐのが当然」という、訳のわからない理論をぶちかましてきました。
もうね、こうなったらお分かりいただけると思うんですが、はっきり言って目処が立ちません。幸いにも後継者が私(創業者の孫の夫)という、ちょっと身内とは距離のある人だったので、背景情報に尻込みせずに踏み込んだ話をすることができました。
これがもし、身内だけで話を片付けないといけなかったら、、、確実に泥沼化していたと思います。
私という冷静な仲介者がいたから…すでに承継の経験を行った人が仲裁をしたから…だからみんな納得して、この件はうまく収まったのだと思います。
どちらを選んでもイバラの道、前門のトラ後門のオオカミ、袋のネズミ、八方塞がり。もちろん、こういう状況というのはどんな人の前にも必ず現れます。
ですが、先ほどもお話ししましたが、必ず解決策はあります。
あなたの会社に輝きを取り戻す手段は必ずありますし、あなたのみんなの人生を豊かにする方法は必ずあります。もっと謳歌してもいいんです。
真剣に丁寧にやっていればバチは決して当たりません。
「ああ、、こんな方法があったのか、、」が見つかるような、有意義な時間にしたいと思っています。
1945年創業の自動車販売事業と1930年創業のスポーツ用品販売事業を継いだ、3代目経営者。もともと製鉄所で働くサラリーマンだったが、独立2年で4社のオーナーとなった経験から経営コンサルタントとしても活動している。
コンサルタントとして、これまでサポートしてきた企業は3年で280社を超え、防災サービス・運送業・医療器具販売・皮革メーカー・音楽団体など、いわゆるオールドビジネス、店舗型ビジネスとされる業種にダイレクトレスポンスマーケティングを応用させてきた。また、時代に流されない企業への体質改善や果たすべき使命の明確化などといった、企業の要諦・土台部分の策定・提案にも定評がある。
各事業の方針は全て“清明正直”を基盤としており、清らかな立ち姿で、明るくおもてなし、人様に恥じない正しい生き方で、真っ直ぐな情報を発信するを、組織一丸となり日々邁進している。
最近は『古き良き時代の叡智と新時代のルールの融合』をテーマに、江戸時代から伝わる老舗の文化・家訓の研究や繁栄法則の発見・体系化に力を入れている。